副鼻腔炎に使用される辛夷清肺湯
副鼻腔炎によく使用される漢方薬に辛夷清肺湯というものがあります。
誤解がないように先に書いておきますが、
辛夷清败湯が副鼻腔炎に絶対効くというわけではございません。
結果的に、副鼻腔炎によく使われることが多く、各々の体質により必要な漢方薬が異なります。
辛夷清肺湯は原則、石膏、知母、山梔子、黄芩、升麻、枇杷葉、麦門冬、百合、辛夷で構成されている漢方薬となります。
清熱薬がたっぷりと入っているので、
炎症が強くでているような、抗生物質が必要な膿が溜まっているような状態によく効くことが多いです。
(もちろんそれに伴う副作用の可能性も高くなりますが。)
また、抗生物質が効かない場合にも効くことが多いのがすごいところでもあります。
しかも辛夷清肺湯はこれ以外の不調にも応用していける優れものでもあります。
そんな辛夷清肺湯ですが、医療用も含めてメーカーにより量や質などが異なります。
ということはもちろん効果も異なる場合があります。
漢方薬は自然の生薬が使用されているため、法律でさだめられているGMPの基準を満たしたところで品質が一定とはいえません。
そもそも品質の定義から違うためです。
こうは書きましたが、副鼻腔炎に効く漢方薬はこれ以外にもたくさんあり、じっくりとお話を聞かないと現在の不調に必要なものが何かはわかりません。
病名や主訴のみで判断しているわけではないためです。
万能薬なんてありません。
辛夷清肺湯を過って服用し続けると、体を冷やしすぎてしまう可能性がありますのでご注意ください。
副鼻腔炎は漢方薬でよくなります。興味がある方は最寄りの漢方薬局に相談してみると良いでしょう。
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2021.03.30