同じ五苓散製剤なのに効き目が全然異なることを実感された90代のおばあさま
主訴は浮腫ではないのですが、五苓散が必要なのは明らかなため服用して頂いていました。
でも、少しは効果が現れているようなのですが、思っていたほどではありませんでした。
当店には五苓散製剤が複数あります。(五苓散製剤に限ったことではありませんが。)
一番お気に入りの五苓散製剤を使いたかったのですが、
高齢である上に、その五苓散製剤が飲みにくいためお勧めしていませんでした。
他の利水製剤で代替してみたのですが、一向に変わりがません。
結局、おばあさまと相談したところ、飲みにくい五苓散製剤を飲んでみるとのこと。
その後お会いしたら、パンパンに浮腫んでいた下肢がスッキリと細くなっていました。
そして、主訴もかなり軽減しました。
しかし、やはり飲みにくかったようで五苓散製剤は半分しか飲めていなかったようです。
半分しか飲めていなかったのに、他の満量より効果が得られるという、、、。(笑)
良質な製剤を使用すれば、同じ製剤でも効果に大きく差があらわれます。
漢方薬や中成薬は、合成医薬品とは違い天然の生薬を利用しています。
また、各メーカー炮製方法も異なります。そのため、良質なものになれば効果に差が現れて当然だと思います。これは医療用の漢方薬においても同様だと思います。
医療用と名がつけば質が良さそうですが、医療用のほうが質が悪いことが多いという矛盾もあります。
難しいですよね。
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2020.02.19
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