葛根湯や小青竜湯を誤ってつかうと、、、
葛根湯は、””知らない人っているのでしょうか?””
というくらい有名な漢方薬ですよね。
肩こりや風邪をひいたときに飲まれることが多いと思うのですが、
安易に継続して服用していると気を発散しすぎてしまい不調の原因になる可能性がありますので気をつけましょう。
また、風邪の時に葛根湯を使うべきでないタイミングで服用してしまうと、
邪を体の中に引き込んでしまい、より症状がひどくなってしまうこともあります。
また、小青竜湯も咳がひどいからといって安易に服用すると症状が悪化する場合もあります。
遠方の市のクリニックの処方箋を持ってきくださった患者さんの話です。
その患者さんは、風邪のためにクリニックを受診されたようです。
処方内容は、葛根湯に総合感冒薬が処方されておりました。
患者さんにざっくりとお話を聞いたところ、葛根湯がどう考えてもその時の状態に合っていない可能性がある旨をお伝えしたのですが、せっかく出してもらったのでそのまま飲むわとこと。
ただし症状が悪化していくようであれば、処方医に連絡をするようお伝えしていました。
合っていない場合に起こりうる症状をお伝えしていたのですが、服用するたびに症状が悪化していったとのこと。
漢方薬の誤治の典型例となります。
弁証論治は本当に大事です。
私もまだまだ勉強不足なところが多々あります、精進しないといけません。
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2021.03.26