ナツメとナツメグは同じですか。という素敵な従業員からの質問
先日、従業員同士でナツメの話をしていましたら、従業員からナツメとナツメグは同系統のものですか?という質問がありました。意表をつかれました笑
脾胃に働きやすいという点では似ているかもしれませんが、結論からいうと全然違います。
どうしても頭から離れないので、今日はナツメとナツメグに関して書くことにしました。
クロウメモドキ科の種子で、約3000年前から栽培されています。
補気・補血でき、中国では日常的に食されています。
貧血傾向の方はオススメですね。
中薬名は、大棗(たいそう)です。
性味は甘、微温。帰経は、脾・胃・心・肝です。
六君子湯とか甘麦大棗湯とかに使われています。
中国では”1日3個のナツメを食べれば年をとっても老いがあらわれない”
という、ことわざがあるようです。
ニクズク科 肉豆䓻(にくずく)の種子を粉末にしたものです。
脾と胃を温める働きがあります。
中薬名は肉豆䓻で、種皮を除去した種子のことを指します。
性味は辛、温。帰経は脾・胃・大腸です。
養臓湯や、四神丸など下痢症状を改善する方剤に使われています。
ナツメとナツメグは根本的に植物の時点から違いますよっ。
ちなみになぜナツメに関して、従業員とはなしをしていたかというと、乾燥ナツメを当店で取り扱うかを相談していたからです。
取り扱うようになったら、ブログ等で報告させていただきます。
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とても綺麗に咲いています!ありがとうございます!
2019.12.06
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